まず自分の幸せを考える

子育て

小さい頃から、とにかく人に迷惑をかけないようにしなさい、と教えられて育ってきました。
大人になって、できるだけ他の人の迷惑にならないようにしなければという習慣が身につき、まず「この人はどう考えているのだろう?」と考えている自分に気づきました。しかし、とても生きづらくなりました。自分はどう思うの?どう考えているの?という視点が全くもって抜けていたため、周りに振り回される生き方しかできなくなっていたからです。

それから、生きやすくなるための方法を見つけたい!と思い、20代の頃からたくさんの本を読み漁りました。そこで、まずは自分が幸せであることが一番重要なんだ。ということに気づいていきました。自分がまず幸せであることで、周りの人達にも幸せを伝授できる。今考えれば当たり前のことです。自分が喉がカラカラな状態でいる時に、隣の人に水をあげることはできません。自分が潤っていて、初めて人に何かをしてあげることができるのです。飛行機で酸素マスクをつけなければいけない事態になったときに、まず最初にすることは、自分に酸素マスクをつけることです。自分が酸素がない状態で他の人、たとえそれが子どもであっても、救うことが困難になるからです。

これは、子育てでも同じです。子どもを幸せにしたいと思ったら、まずは、親が幸せになればよいのです。もちろん、なんでも自分の好き勝手にして子どもを放置していいんだ、という話ではありません。母や父、先生、身近な大人が笑顔でいられる環境で生きている子どもたちの幸福度はぐんと高くなるでしょう。

今の私の一番大切にしていることは、自分が穏やかでいることです。
そのことが、自分はもちろん、家族、子ども、そして、その周りの人達にも伝染していく大きな力となるから。今日も自分が良い気持ちでいられるために、今自分がすでに持っているものに感謝して、穏やかな日々を過ごそうと思っています。

 

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